”お客さん”の声を聞こう!の罠
どうも、サンエツ電機の高橋です。
今回は、”お客さんの声を聞こう”の罠…について実体験をもとにお話したいと思います。
じつは、私が代表になってすぐに今回のタイトルのようなアドバイスをいろんな方から教えて頂きました。
確かに、正直な話とても大切ですが…あまりこだわりすぎると実は【沼】に落ちていくことがあるので、知っておいて欲しいなぁ~というお話です。
仕事の案件を頂き、またそれが相見積もりでした。
A社は、価格がとても良心的でしたが…日程が納期内に収まらない予定になっていまして、
そこで弊社に白羽の矢が立った訳です。
その打ち合わせにて、お客様の要望が…
1.納期内に絶対収めて欲しい
2.可能なら、納期前倒しでも構わない
主な条件としてはこのような形だったのですが…正直、工事開始目前の状態のため、突貫で段取・突貫工事で残業も視野に入れなければ上記の条件を満たすことができない目論見でした。
それを踏まえ提出した見積書を精査してもらったのですが…予算内に入らないからどうにかしてと嘆願されました…。
お客さんがどう困っているのか打ち合わせし、要望・条件の絞り込みもお願いして上記2点だったはずが…なぜか幻の3点目でつまづきました。
こういう仕事やってるとよくあることではありますが…実は、もっとはるか昔にもよく似た事例がありました。
移動手段がまだ馬だった時代、車を売る営業マンが、その人にどういうものが欲しいか尋ねたそうです。
そしたら、その人は…【今より速い馬が欲しい】と…
その人に、車が欲しいという発想自体なく…でも、【もっと速く…】という願望を持っています。
じゃあ、上記のような実体験と馬の話が起きるかというと…
【なにが欲しいかそもそもちゃんとわかってない】だから、抽象的な願望を伝えることしかできない訳なんですね。
では、こういう罠を回避するにはどうしたらいいか…
【お客さんが、今現在どんな悩み・問題を抱えているか聞く】
そして、我々は、その【解決策】を探して見つけて提案してあげることが仕事です。
みなさん、せひこの見えそうで見えない【罠】にはまらないようにしましょう。
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